明洞ナンタ専用劇場は、「ナンタ」専用のホールだ。1990年代初め、世界的に流行し始めた「Non-Verbal　Performance(セリフなしでリズムとビートだけで構成された新しいジャンル)」が、世界の公演市場で旋風的な人気を得た時、㈱PMCプロダクションで韓国の作品市場の限界を克服しようと、世界の人々を対象にしたミュージカルスタイルで開発したのが「ナンタ」だ。 「ナンタ」は、韓国のサムルノリと西洋の公演スタイルを組み合わせ、大型キッチンを舞台に料理長(Head　Chef)・フィーメール(Female)・ネフュー(Nephew)・セクシーガイ(Sexy　Guy)など4人のシェフが、結婚披露宴の料理を作る過程で鍋・フライパン・皿など各種調理器具を使ってサムルノリを演奏する内容で構成されている。 1997年10月に湖岩アートホールで初演された「ナンタ」は、1998年に海外公演市場に進出し始め、2001年にボストンを皮切りに北米ツアーの契約を確定し、2003年にはニューヨークのブロードウェイで上演し、大反響を呼んだ。毎公演ごとに外国人観光客が平均67％を占めているほど、外国人の観客占有率が増えている。 2009年10月、明洞ユネスコビルの3階に総386席規模の明洞ナンタ専用劇場を設立し、弘大・忠正路・済州にも専用劇場をオープンし、これまで満たせなかった観覧需要を解決した。2013年には、タイのバンコクにも専用劇場がオープンした。 明洞ナンタ専用館は、一般的な劇場とは異なり、「ナンタ」だけのための場所であるため、劇の楽しさと効果を極大化した照明と舞台を備えている。明洞のテーマに合わせて最も速くホールを変え、アクセスも抜群で多くの外国人が訪れる。特に、中国人の割合が最も多くを占め、案内スタッフは全員基本的な中国語会話ができ、中国人観光客は安心して観覧できる。 月曜日～金曜日と日曜日と祝日は午後5時、8時の2回、土曜日は午後2時、5時、8時の3回公演で、観覧料はプレミアム席7万ウォン、VIP席6万ウォン、S席5万ウォン、A席4万ウォンだ。